アフタヌーンティーのマナーについて

アフタヌーンティー

アフタヌーンティーのマナーについて、私なりに、ゆるっと考えてみました。

アフタヌーンティーのマナーってあるの?

アフタヌーンティーは、英国(イギリス)で貴族のご婦人方の社交の場や、お茶の時間として始まったと言われます。

当時の貴族のご婦人方は、きっとマナーにうるさかったのではないでしょうか。

しかし、アフタヌーンティーは、今では日常をちょっと離れて優雅な時間を楽しむために人気となっていますよね。

そんなアフタヌーンティーのマナーってあるのかをみていきたいと思います。

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(↑ティーポットとウォーマーがかわいい。写真:大阪ウエスティンホテル/2021訪問)

ドレスコードについて

アフタヌーンティーは、お泊りするにはちょっと敷居が高い高級ホテルや、ディナーで利用する機会もふつうはなかなかないようなレストランなどが提供していることも多く、そのため、お店によってはドレスコード(服装規定)がある場合があります。

お店にドレスコードがあれば、それに従うのがやはりマナーでしょう。

ドレスコードがなくても、Tシャツにジーンズなどラフすぎる服装は避けたほうが無難です。

とくに男性はTシャツ、半ズボン、サンダル履きなどはNGのところも。

少しオシャレして出かけたほうが、気分も上がりますし、良い席に案内してもらえるなど、お店の方に良い扱いを受けたことは経験上、多々あります。

靴やバッグにも気を配って、少しオシャレして出かけられたほうがいいかなと思います。

日本では、ドレスコードが厳しいお店は少ないように感じますが、英国ロンドンの高級ホテル「リッツ」のアフタヌーンティーに行くときには、そのために服や靴を日本から用意して行くなど、服装には結構気を使いました。

そうは言っても、最近は、メニューもいろいろと自由に変化しているので、それに伴ってマナーに関してもそんなに厳しくはないと思います。

本家の英国でも、最近は日本同様、いろいろと工夫を凝らしたアフタヌーンティーがあって、気軽に楽しめるようになってきています。

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(↑こんな中華ふうのアフタヌーンティーも!:横浜ロイヤルパークホテル チャイニーズアフタヌーンティー/2023訪問)

ケーキやスコーンなど食べる順番は?

つぎに、アフタヌーンティーのマナーについて迷うのは、たくさんの種類の食べ物を食べる順番ではないでしょうか。

基本的には、セイボリー(セイボリーとは塩気のある食べ物のことを指します)から食べ始めて、だんだんと甘いケーキなどをいただいていくというのがマナーのようです。

アフタヌーンティーの三段スタンドで出された場合は、だいたいいちばん下の段にセイボリーが乗せられていることが多いです。

イギリスでは、セイボリーはもっぱらフィンガーサンドイッチ(小ぶりなサンドイッチ)ですが、日本ではサンドイッチや軽食類がそれにあたります。

セイボリーが別のお皿で提供される時がありますが、その場合もそれらから食べるのが良いようです。

サンドイッチやパン類は、パクっとかじりつきたくなりますが、大きい場合は手で一口大に割って食べるのもいいかもしれません。

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(↑ロンドンのリッツホテルでは、サンドイッチ類が別のお皿で。2019訪問

二段目には、スコーンや焼き菓子類が乗っていることが多いのですが、これらを次にいただきます。

スコーンは手かナイフで上下に半分に切って割り、切り離した面のほうにお好みでジャムとクロテッドクリームをつけて食べます。

クロテッドクリームとはバターと生クリームの中間のような乳製品で、こっくりとした味わいで、英国ではとても人気があります。

スコーンは手で食べていいです。

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(↑イースターアフタヌーンティー。:大阪ウエスティンホテル/2021訪問)

いちばん上には、ケーキ類やチョコレートなどの甘いスイーツが乗っています。

この段をいちばん最後に食べるようです。

それから、サンドイッチやスコーン、ケーキなどは、それぞれスタンドから自分のお皿(取り皿)に食べる分だけいったん移して、いただきましょう。

※三段スタンドで提供されないこともありますし、各段の内容は必ずしもそのようになっていない場合も多くあります。その際は臨機応変に。

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(↑重箱とお皿の合体スタイルのスタンド。形式にこだわってないので、セイボリーが一番上の段。:イチゴのアフタヌーンティー 大阪スイスホテル/2022訪問)

甘いものと塩味のもの、交互に食べていいの?

塩気のあるセイボリーと甘いスイーツを交互に食べるほうが食味が変わって食べやすい、完食できる、と言われる方も多いですよね。

本来はマナーにかなってないかもしれませんが、ある程度自由に楽しんでもいいのではないかなぁ、と個人的には思います。

しかしながら、三段スタンドのお皿を取り外すのは、基本的にマナー違反とされています。

食べ物が少なくなってくると、三段スタンドのうちの一枚のお皿にまとめて、スタンドは下げてくださいって言いたくなるかもしれませんが、それはお客様のほうからはしないほうがいいかもですね。

食器やスタンドは高価なものであることも多いので、もし落としたり、壊したりしたらたいへんですから。

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(↑豪華なティーセットがステキ。:ロンドン ザ・ネッド ホテル/2023訪問)

ドリンクに関するマナーは?

ドリンクはすべてのお食事のあいだ中、飲んでかまいません。

ドリンクは基本的には温かい紅茶です。

夏場はアイスティーが選べることも多いです。

ロンドンでもアイスティーがオーダーできましたよ。夏限定かもしれませんが。

ウェルカムドリンクとして、シャンパンやスパークリングワインなどが出されることもあります。

それらが出されたら、もちろん、それらを先にいただきましょう。

紅茶は、ストレートやミルクティーなどで変化をつけたり、違う種類の茶葉に変えてもらったりしていろいろと楽しみましょう。

紅茶はポットの分を全部飲みきらなくても次に交換してくれるのですが、お店によってはさまざまなルールがあるようです。

そのときはそれに合わせる方がよいかと思います。

コーヒー類もいろいろとあって、選べるところがほとんどです。

プリンスカプチーノ

(↑カプチーノもおいしかったです。カップもかわいい。:ザ・プリンス パークタワー東京/2023訪問)

エレガントに優雅に楽しんで!

アフタヌーンティーのマナーは、同席している方や周りの席の方、お店の方に不快な気分を与えないように気をつけて、あまり堅苦しくなく楽しめば良いのではないかと思います。

食べる順番よりも大事なことは、おしゃべりに夢中になって気がつかないうちに大声になってしまい、周りの人たちからひんしゅくを買っているということのないように、周りにも気配りを忘れないこと。

周りへの配慮ができるのがスマートなオトナです。

ぜひ、アフタヌーンティーの優雅なおいしい時間を楽しんでくださいね。

では、また。See You!

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私はアフタヌーンティーに行く前に、よく「一休.com」を参考にします。

お店の雰囲気やサービスの感じなどもわかって参考になってます。


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